世界一の真っ黒? 2008年1月30日

眼でモノが見えるということは、対象の物質が光を反射してくれるから。そのときある特定の波長を吸収したり、あるいは表面の形状によって反射する際のパターンが変化することによってさまざまな色彩が目に飛び込んできます。

例えばモノが赤く見えるのは、赤色付近の光の波長が反射されてそれ以外の色はそのモノに吸収されてしまっていることを意味します。それを人間の網膜が認識して赤色と判断しています。まあ厳密に言うとちょっと違いますが大体はこんな感じなのではないでしょうか。

ではものが黒く見えるという場合はどういうことか。それは反射している割合が他の色に比べて少ない場合に起こります。厳密に言うと、真っ黒ということは、可視光線におけるすべての波長の光を完全に吸収してしまう物質のこと。

でもこれは実際には存在せず、私たちが認識している黒も実際には数%は反射しています。ちょっとややこしい話になってしまいましたが、今日のyahooニュースを見ていて面白い記事を見つけたのではじめに幾つかそんな話をしてみました。話題は、人工で最も黒い物質をを開発したという記事。

米レンセラー工科大学とライス大学の研究チームが、28日までに米科学誌のナノ・レターズに発表したそうです。先ほども記したように、黒い物質ということは、光の反射率が少ないということ。今回のぱっ表によると、その反射率はわずかに0.045%という極めて少ない数値。今回のことはギネスにも申請しているそうです。

実際にはどのような物質化というと、筒状の炭素分子最近良く耳にするカーボンナノチューブといわれる物質をブラシ上に垂直に配列し、その際に水度を低くしたほか、表面がある程度乱れるように工夫して光の反射を押さえたという。これまで最も黒いとされたニッケル・リン合金膜でその反射率は0.16〜0.18%といわれているのを考えるとかなりの数値だということがわかります。

これが結局難に役立つのかというと、まだこれからという面も多いようですが、一つには、太陽光発電の効率向上などに応用できるようです。まあ実用化していくにはまだまだいろんな課題があるとは思いますが。もしかしたら、将来的には太陽光発電は真っ黒のものになり、日本の家の屋根中真っ黒なんてことになるかもしれませんね。
最近新たしくHPを作成し始めています。まだ全然作りかけですが、拡充していって、ここで紹介できなことや
何かまとまったものなどを紹介できないことなどを乗せようかと現在模索中です。

よろしかったら、一度身に来てください。 ⇒ http://www.thebluesky.jp/kaz/green/


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