今年はやっぱり『偽』 2007年12月12日 

今年のニュースの中でやっぱり色濃く覚えているのが、食品の偽装。ミートホープをはじめ白い恋人それから不二家赤福船場吉兆・・・ため息がでてしまうのは、あまりにモラルが欠けているという点。企業として利益を追求するというのはまあ当然のことだと思います。しかし、だからといって何を指定言いと言うわけでは決してないはずです。

そもそも何故こんなにも偽装がおおいのか…。それには、管理機能がきちんと機能していないという実態もあるような気がします。日本の法律や国のシステムとしてまず厳格な法律が存在します。基本的にはこれが中心で、日々第三者機関などによっての管理が特に行われている様子もありません。

つまり、企業がきちんと法令遵守しているかどうかは企業のモラルにある程度任されているということになります。まあ当然といえばそうなのですが、管理までもきちんと整備すればここまでずさんにならないきもします。まあ偽装してしまうことには変わりないわけですし、もちろん今回のことでもその程度は大きく違うわけですが。

そもそも、私たち自身も、ある程度の知恵を持って、社会に参画しなくてはいけない気もしています。何もかもを鵜呑みにして、だまされてしまったというのもちょっと違う気もします。自分の口に入れるものは特に気をつけなくてはいけない気がするのです。特に小さい子供を持っている者としてはその気持ちはより強く感じます。

何を守るか。まあ結局はこれが大きく関係してくるのかなあと言う気もしているのですが。今回のこの記事が出る前から、今年の世相を反映する漢字は何になるかななんて家族で話していたことがあります。そうするとやっぱり断然この字ではないかなという風に考えていました。

食の偽装のみならず、政治資金それから年金記録に関してすべてはモラルの欠如がもたらすもの。この国の根幹というか国民の総体として徐々にモラルが失われているような気がします。個人主義とはなにも好き勝手やっていいというものではないのに…。

2007年の世相を漢字一つで表す年末恒例の「今年の漢字」には「偽」が選ばれ、日本漢字能力検定協会清水寺にて発表しました。きょうかいによると、応募総数9万強のうち、18%近くがこの「偽」だったといいます。つづいて2位は「食」、3位は「嘘」。以下「疑」「謝」「変」「政」と続いたそうです。

清水寺では、午後2時過ぎに詰め掛けた参拝客を前にして、森清範貫主が縦1.5メートル、横1.3メートルの特大の和紙に「偽」を黒々と揮毫。奉納の儀式後、森貫主は「こういう字が選ばれるのは本当に恥ずかしく、悲憤に堪えない。己の利のためには人をだましてもいい、という嘆かわしい社会だ」と述べたそうです。気持ちとして私も同様な思いがします。何事においても精錬潔白であれというのは難しいにしても、ここだけはきちんとして置かなくてはという一線をもってほしいなと思うのです。


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