エスカレーター歩くと危険? 2007年11月26日

エスカレーター。田舎に越してからと言うもの、あまり利用することもないのですが、東京に出たときそれから以前千葉に住んでいたときには、ほぼ毎日何処かしらで利用していたように思います。乗り方はというと、子供のころからそうですが、左側の手すりにつかまるように乗るか、急いでいるときは右側を歩くというのはもはやなんのうたがいもなくという感じです。

以前何かの番組で見たことがあるのですが、エスカレーターは片側に乗るように設計されておらず、真中に乗るのが一番いいそうなのです。これはエスカレーターを製造しているメーカーの談。まあ理屈を考えるとそうだろうなあというのは思います。でも余り真中に乗っている人も見かけないですよね。

そんなエスカレーターの慣例ともいうべき常識が少しずつ変わり始めているかもしれません。毎日新聞の夕刊によると、横浜市営地下鉄では今秋から全32駅で「エスカレーターでは歩かないでください」というポスターを掲示しているという。エスカレーターは構造上利用者が歩くようには設計されていないのだとか。

もともとの経緯は、利用者からの苦情から。特に高齢者や小さな子供が歩いている人にせかされたり、押されたりすることが起きているというもの。とはいうものの、実際効果はまだまだあがっていないのが現実。今までの慣例を急に変えるのはそう容易なことではないということです。

しかし、今後定着していくまで継続して呼びかけつづけるという。 名古屋市営地下鉄でも04年からエスカレーターでの歩行を禁止しているそうですが、「何故右側を歩いてはいけないのか?」「右側を空けるのが慣例なのに何故禁止なのか?」など疑問を投げ返ることもまま在って、歩く人はなくならない。

エスカレーターは建築基準法施行令で幅1.1メートル以下となっている。と言うことは最大でも2人分の横幅しかなくどちらかの手すりを必ず使うように考えられているのだとか。とはいえ有効な取締り方法がない以上は法律で禁止することは難しいのが現状。

日本民営鉄道協会では車内での携帯電話同様、歩行禁止についても、利用者の機運が高まる必要があると述べています。事実私が都心に勤めていたとき、地下鉄からの長いエスカレーターを使っていたときのこと、何度かぶつかったり、ヒヤッとする思いもありました。でもまあ損なもんだとしてとくに疑問にも思わないでいました。

公共の場での安全な利用ということを考えると歩かないのに越したことはないと思いますが、定着するまではかなり時間がかかるかなと思います。階段が併設されているところは急いでいれば階段を駆け上がったりすることもできなくないですが、都心の駅ではエスカレーターしかないところも結構沢山在りますし。こういうのは徐々にしか広がっていかないとおもうので、小さいころから教育をしていくのがいいのかなとおもいます。

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