いよいよミシェラン東京出版 2007年11月20日

誰しもが、何者かに評価されたいという欲求は持っているものだと思います。世の中多くのものがランキング化されたり、価値基準の目安となっています。それはある意味まあ仕方の無いことかなと言う気もしますが、それはそれ。自分にとって必要なものかどうかは実際に試してみたりしないとわからないような気もします。

ミシュランガイド東京がいよいよ発売と言うことになりました。100年以上の歴史をもっているガイド。はじめは運転手に無料で配布され、タイヤの使い方/修理法などの実用情報が盛り囲んであったが、その後21カ国をカバーする18種類のガイドに発展したそうです。レストランの格付けに関しては至ってシンプル。料理の調理法と味付けの完成度、価格と質のバランスなどを5つの基準で評価。

それをふまえて3つ星が「わざわざ訪れる価値がある卓越した料理」としてひょうされていてその後に2つ星、1つ星と続く。ちなみに、2007年度版の収録レストランは全ガイドで1万6150軒。うち三つ星は56軒だそうです。今回の東京版は都内23区のレストラン1200軒以上とホテル50軒を抽出し、昨年11月から欧米人・日本人の調査チームが匿名で訪問し食事を評価したという。

結果、星付きレストランは全部で150店。うち最高ランクの3つ星には8店、2つ星には25店、1つ星には117店が輝いたそうです。発行元の仏タイヤメーカー「ミシュラン」の同ガイド総責任者、ジャンリュック・ナレ氏によると「日本は世界で最も星つきレストランの多い国になりました」と話したという。まあ東京にはありとあらゆる食が集まっているからそれは個人的には納得かなと言う気もします。

今回のことをうけて、一番思うのは、外食産業やその周辺に携わる人たちへの影響力もかなりありそうな気がします。星を今回取れたからといって、また今度も大丈夫と言うものでもないですし、取ることよりも星を落とすということのほうが気になるのではと思います。現に、以前フランスでは3つ星から2つ星へ降格したレストランの料理人が自殺したというケースもあるくらいです。

そこまで気にしなくてもとは思いますが、こればかりは…。また消費者もこのレストランの評価には一目置くだろうし、料理評論家自体もこういった評価の影響をうけてしまうのではないかと思います。それはそれである意味仕方の無いことかもしれませんが、うーんと思います。

日本の食文化を考えた上で果たして的確は評価ができるのかであったり、妙にフランス料理店が多かったり…。そういう意味ではまだまだ始まったばかり。これから何年もかけて一つの形に落ち着くところは在るのかもしれないなあという思いもあります。

一つの価値のあり方としてはこれでいいのかなと。ただ、個人的にはいろんなランキングなどで評価してあっても結局は自分にとって美味しいかそうでないかでしかない気がしますから、あまり他人の評価はあてにできないところもあるかなと言う思いもあります。

となんだかんだといっても、今回取り上げられていたお店にはどれも行ったことが無いのが事実。(爆)まあ私の知りえない上での評価と思えば個人的にはあまりお目にかかることも無いし、いくことも無いお店がほどんど。というよりいけないというほうが正しいかな。(笑)

ちなみに3つ星を取ったところは以下のお店。聞いたこともあるお店もあるけれどもと言うレベルでしか私はわかりません。
かんだ(日本料理)・カンテサンス(フランス料理)・小十(日本料理)・ジョエル・ロブション(フランス料理)・すきや橋次郎(すし)・鮨水谷(すし)・濱田家(日本料理)・ロオジエ(フランス料理)


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