自動改札機トラブル 2007年10月13日

高度にIT化されている現代の社会。今の生活は一昔に比べてもはるかに便利になってきました。もちろんそれはいいことなのかもしれませんし、私たち利用者にとっても確かに得るものは大きいと思います。ただ、システムがきちんと機能していればの話ですが…。

今の若い人には、駅の改札口といえば自動改札なのが当たり前でしょう。私が子供のころはまだ国鉄で、今では見られなくなってしまいましたが、駅といえば改札口で切符を切る駅員さんが鋏を器用に鳴らしているんをお今でも覚えています。そう、あれから早20年で改札には人がいなくなり、切符も要らなくなる時代が来るなんて夢にも思いませんでした。

それゆえ同時では全くもって考えられない問題も発生する可能性もまた出てきていることも考えなくてはならないのでしょう。今回の問題は改めて物事を正常に動かすことの難しさをあらわしているのではと思います。首都圏を中心に8都県のJR・地下鉄・私鉄の662駅で12日の始発から自動改札機の電源が入らなくなってしまいました。

はじめこのニュースを聞いたときは新手のハッカーなのか?なんて思いましたが、多分独立のネットワークシステムだろうからそれはないかな?と思いましたいずれにしてもシステムトラブルである洋でしたが、続報が入るにしたがってどうやら日本信号という会社が製造した改札機での不具合だったそうです。

トラブルにあった改札機はICカード対応の全改札機の約4割。しかしそれだけをとめるというわけには行かず、結局すべての改札で素通りの措置を採るなどして対応したといいます。問題はプログラムミス。データ照合で問題がなければ電源をオンにするものだったのですが、改札機がクレジットカードに関する特定の長さのデータを受信すると電源が入らないくなってしまうというものだったそうです。

今年の3月にパスモとスイカが相互利用できるようになってから載せかえられたプログラムが問題だったようです。ちょっとしたミスですべてのシステムがダウンしてしまう。もうちょっとエラーに対する処理をくわえておくべきところだったのではと思います。

どちらにしても今回の問題で思ったのは、今ある社会的なインフラの脆弱さ。ひとたび何か問題が発生した場合、それをうまく回避するようなシステムになってしまうと思いますが、それが食い止められなかった場合。あるいは意図的に操作されてしまうようなものに対してはかなりその防御が難しいなあと。

どのシステムもが抱える問題だろうと思いますが世の中便利になるということに対して、そのリスクと言う部分ももう少し各々が考える必要ももしかしたらあるのかなとちょっと思いました。

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