赤福までもが… 2007年10月12日

赤福…。個人的には割と思い入れのおおいお菓子の一つです。私が子供のころ、父はトラックの運転手をやっていました。普段は首都圏を中心として、機械などを運んでいたのを覚えています。そんな父も月に1,2回は出張として遠くまで行くことがありました。

私は子供のころから御餅が大好き。とくに決まってすきなのがあんころ餅。今でもその系統のお菓子には目がないのですが、その中でも好きなお菓子がこの赤福でした。当時近畿方面へ出張に行くと必ずといって良いほどこの赤福を買ってきてくれたのを今でも鮮明に覚えています。

仕事の途中にサービスエリアにて買ってくれている父を思うとありがたいなあと思ったものです。そんなおもいもあってとりわけ美味しく思ったのかもしれません。そう、赤福には私にとって美味しいお菓子という思い出と、父との思い出でもあるのです。

正直このニュースを聞いたときには落胆とともに悲しくなってしまいました。そうまでしなくては本当にならなかったのかと。ニュースを聞けばもう30年以上も前から行っていたといいます。直接関係ないかもしれませんが、自分の思い出がなんだかきづつけられたようでとても残念な気持ちです。

毎日新聞によると、赤福三重県伊勢市)が、店頭に並ばなかった製品の包装紙を新たなものに包み替え、消費期限も再設定する「まき直し」と呼ばれる行為を日常的に行っていたことが分かり、農林水産省は12日、JAS(日本農林規格)法違反で同社に改善を指示したそうです。

同省によると、こうした行為は1973年から34年間にわたって続けられていました。最近3年間では、製造された製品の18%にあたる約600万箱で虚偽表示が行われていたという。同社は製造しながら店頭に並ばなかった商品を、廃棄せずに冷凍保管。後日解凍し、包装紙を新たなものに取り換え、解凍日を製造日、その数日先を消費期限として再設定し、出荷していた。これらの問題を受け赤福を一斉撤去しているといいます。

元々は、江戸時代中期の宝永4(1707)年、伊勢神宮内宮の五十鈴川のほとりで当時盛んだったお伊勢参りの参拝客などに餅菓子を売り始めたのがこの赤福の始まりと聞きます。今年で創業から300周年を迎え流布し目にもあたります。赤福の名の由来は、まごころをつくすこと、素直に他人の幸せを喜ぶことを意味する「赤心慶福」のうちの2文字を取ったものといいます。

多くの人たちから愛されて300年続いてきた『老舗』のはずです。いろいろな問題があったにせよ、その信頼を裏切ってしまったことは非常に大きな問題だと思います。今後どうなるかはわかりませんがどちらにしてもしっかりとした対応をしていって欲しいなあとつくづく思います。

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