新東京タワーに対抗策 2007年9月23日

いぜんから注目していた新東京タワー。場所は墨田区にできる予定で地上からの高さは約600メートルというからかなり大きなものになる予定ですし、ちょっと楽しみにしているプロジェクトでもあります。そんな中、Yahooのニュースをみていて意外な問題が出ているのにちょっとビックリしました。

現在ある東京タワーを運営している日本電波塔株式会社によると、東京タワーのアンテナの位置を今よりもさらに80〜100メートルほど高い位置に設置すれば、平成23年から始まる完全地上デジタルに対応できると発表したそうです。

このニュースを見たときに私は「えっ?」とまず思ってしまいました。そもそも現行の東京タワーでは問題だから、新しく作るのでは?と思っていたのでそれならばまあ今後のこともあるし賛成かなあと個人的には表いたのですが、それが現行の東京タワーを利用できるとなるとちょっと事情が違ってきてしまいますよね。

東京タワーは、都心ビルの高層化などによって、地上デジタル放送の完全実施のためには、現在の300メートル級の電波塔では送信範囲をカバーし切れないとされたいたそうです。それが日本電波塔によると、その後の研究でアンテナの位置を80〜100メートル高くすれば、現在、東京タワーでカバーしている首都圏1396万の全世帯が地上デジタル放送を受信できることが分かったという。80メートルであれば、アンテナのつけかえと、そのための補強工事で足り、100メートル高くする場合でも、東京タワーの先端を20メートル伸ばすだけでいいという。

ふとここで素朴な疑問が浮かんでしまいます。いままでそういうことに対して検討してみようということはなかったんですかね?NHKもそうですし民放も。タイミング的にはなんだかなあと言う気がします。というのも、もう新東京タワーについては確認書も交わせているらしく来年中の着工が決まっているようです。

また総工費の500億円についてもすでに資金調達のメドが立っているというのですからまさに寝耳に水と言う感じなのではと思います。新東京タワーの建設を行う東武電鉄側は全く聞いていない話で、困惑しているといいます。問題は利用するNHKと民放各社の対応。基本的には契約を交わしてしまってのですからそのまま
新東京タワーへ以降ということになるのが筋のような気がします。

しかし新しくタワーの場合利用料はどうしても今よりも高額になってしまいます。おまけに東京タワーを運営する日本電波塔株式会社は、新しく必要な設備費用はすべて同社で負担していくというから揺れてしまいますよね。今後のことはわかりませんが、これはちょっと困った展開になってしまったなあというのが本音なのではと思います。

もう少し早い段階で分かっていれば新東京タワーまぼろしとなって終わっていたでしょうし。着工してからだともう後戻りはと言うことにもなるでしょうし。それだけ現行のタワー側も必死と言うことなのでしょうが。果てさてこの結末はどうなるのでしょう。個人的には、今のままでできるのであればそれでいいのではとおもうのですが…。皆さんはどうでしょう?

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