世界史必修はいいけれど。 2007年9月15日

思えば私たちのころは授業時間が今の生徒さんよりも、多かったんだなあとつくづく思うことがあります。
土曜日も普通にじゅぎょうしていましたし、高校生の数学も見るようになった今年からは割とそれを強く感じるようになりました。

私たちの時代数学のカリキュラムは数学Ⅰ・代数幾何・基礎解析・微分積分・確率統計と言う形で学習しました。当時はそれが当たり前だったのですが、前後の学習指導要領をみると実は私たちのころがちょっと変わっていたようなのですね。でも数Ⅲ・数Cなどといわれるよりはわかりやすいと思うのですが。

まあ沢山やればいいというものでもないと思うのですが、時代は少しずつ逆行する流れになっているようです。要は高校の内容についてももっと深く本質的なものを見極めながらやって欲しいなと言うのが私の思い。高校の多感な時期にこそ、多くのことに対して疑問をもったり考えたりの習慣をつけるかつけないかで後の人生がだいぶ違うように思うのです。

さて、文部科学省によると、国数英の3教科について4単位増えて35単位にする方針を固めたようです。それから、世界史に関しては現行と同じに必修科目として位置付けられるとか。国数英は「学習の基盤」とし現行の学習指導要領以前の水準にもどすそうです。

卒業までに必要な単位は今までと同じ74単位以上。なのでつじつまを合わせるために必修科目以外は学校現場の裁量を拡大し重点化や単位の増減を可能としているとようです。私たちの時代には、なじめないのが世界史の必修。そうじつは私は世界史の授業なんてやったことないんですよね。

私たちのころは現代社会が必修でやってほかは、地理それから日本史を学んだ気がします。だから世界史についてなんてほとんど知らない。なので今まで読んで本やTVなどで知った情報がほとんど。まあそれでも困りはしないけれども。

大人になってふと思うことが、歴史については一つだけ強く感じます。それは戦中戦後の日本について突っ込んだ学習を皆がしないという点。毎年8月前後にはNHKなどで戦争特集などをやっているのをちょくちょく見ますが、全くもって知らないことが多いなあと痛感させられることばかりです。

日本人ほど先の世界大戦について無知なのもいないのではと思いたくなるほど。今回の専門部会では小中で日本史・チリをやって高校では世界史をなんていう人が多いと聞き私は何で?と思いたくあってしまいました。よく体の良い【国際化】とひとは言いますが、自国のことをきちんと理解していない人間が国際人になれるとはとても思えないのです。

もし私が学習指導要領に対して意見を言うなれば歴史についてももっと日本人は重きをおいて学習する必要があると声を大にしていいたいのですが…。教育は国家を写す鏡だと思う私にとってはなんともいえない気がします。
===こちらもよろしく===

無料アクセスアップ:オートリンクネットリンクが自動で増殖オートリンクの登録はこちらさくらの徒然日記
新しいライフスタイル
Active-LIFE