「かぐや」打ち上げ成功 2007年9月14日

13日に打ち上げ予定だったのですが、延期になってよく14日。かぐやは月へ旅発ちました。名前からすれば月へ帰っていったというのがいいんですかね?(笑)どちらにしても成功してよかったなあと思います。実はこの日、インターネットを介してライブ中継を見ていました。

2007年9月14日午前10時31分種子島宇宙センターから無事H2Aロケットはに打ち上げられました。その15分ほど前からこのうちあげの様子について見ていて、カウントダウンの瞬間はその場にいない私もなんだかわくわくしてしまいました。わくわくと言うより半分はハラハラ。大丈夫かなあと言う思いもありましたが、打ちあがってしまえばすべて正常に月へ向けて旅立ちました。

その様子はその場にいなくてもちょっと感動を覚えてしまいます。本格的な月探査は40年ぶりです。その先人を日本がまず切って打ち上げに成功した意義は大きいかなあと思います。その後もアメリカ・中国・インド・ロシアと続々と打ち上げる予定だそうです。

そういう意味でも打ち上げが成功し、さらにかぐやが本格的な観測体制に入り正常なデータを送信して初めて成功と言うわけなのですが、それでも第一段階はまずうまくいったことは大きな力になることは間違いありません。これから約40日間月をめざすかぐやに何事もないことを祈りたいです。

さて、今回は今までと違って打ち上げに関しては、すべて民間の移管されていました。ロケットの本体を製造している三菱重工がそのまま打ち上げまで行う形になって、経費も削減できたといいます。今回の7回連続成功には単に純粋な研究目的への成功のほかにも、ロケット産業のアピールと言う意味も大きくあります。

H2Aロケットは今回の打ち上げで13号機目。6号機の打ち上げ以外はすべて成功しているそうで、成功率は92%。そういう意味でも日本のロケット推進技術はかなり高くなっているのではないかなと率直に思います。今まで打ち上げそのものはJAXAが担当していましたが、今回から、射場の警備、飛行の安全確保、最終判断以外の打ち上げ業務はすべて三菱重工が請け負った形になります。

打ち上げにかかる費用は110億円。三菱重工では、ロケットの組み立て作業が4ヶ月ほどだそうなのでフル稼働すると年3基を打ち上げることが可能だとか。現行ではJAXAから今年度・来年度の一基ずつと今年度中に民間からの初受注を目指すとしているのが現状。

今回の打ち上げ成功を機に民間や他国からの受注をもらい、商用衛星事業の拡大化を図っていきたいようなのです。現在各国で宇宙開発をしていく向きにあって、民間でも衛星をと考えている企業もあるのだとか。どちらにしても安全性ではわりと信頼度が増しているのではと思うので、あとは、どうなることやら。そのうちロケットといえば日本なんてことになればちょっと嬉しいのですが。

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