石油の今後 2007年11月30日

ガソリンの価格がいよいよ155円に…。石油元売各社は1リットルあたり7円ほどの値上げを実施すると発表したそうです。ここのところの原油価格の高騰がすべての原因なわけですが、これはあまりにもと言う感じがします。灯油もその影響を受けて値上げが予定しているとか。

今年の冬は暖冬なのかどうかはまだ良く分かりませんが、去年よりは実感として寒い感じがします。となると気になるのがやはり灯油等の燃料の消費。我が家も基本的にボイラーの前には灯油タンクがあります。寒い冬にはやっぱり消費増えますものね。気になってきてしまいます。

そもそも、石油の値段がこうも上がっているのはどうしてか。ちょっと前までは1バレル(約159リットル)が60ドルを突破してこれから大変だなんていっていたのもつかの間。今では石油の値段はもう1バレル100ドルを超えようかというほどに上昇してしまいました。

原因は複雑のようですが、大きく引き上げている原因は投機目的。現在の石油の価格は1バレル50〜60ドル程度が適正と言うことです。つまりそれよりも上値に推移しているのはすべて投機にる物だとか。今年の夏に騒がせたサブプライムローンの影響や、世界的に低金利の状態が続いていることも原因だとか。要は投機先がほかにないために起こっているということは、ある意味実態ではないんですよね。

石油は将来君たちが大人になるころにはなくなってしまう…。こんなことをよく小学校の社会の時間に聞かされたのを覚えています。当時の埋蔵量枯渇年数を考えると確かにあと2,30年かななんて感じだったのですが何時までたってもなくなる気配がない。実際には新しく油田が見つかったりして当時よりも埋蔵している量が増えていることが大きな原因。

石油鉱業連盟によると、技術的・経済的に生産可能な世界の石油埋蔵量が05年末時点で1兆1138億バレルと、現在の生産量ベースで37・6年分に相当するとの試算をまとめたそうです。5年前の同じ試算に比べ約5年分増えたが、未発見分も加えたうえで石油資源を採取しきってしまうまでの期間を示す「枯渇年数」は68年で11年短くなったという。

さらに面白いのが、油田の数や埋蔵量だけでなく、採掘技術もかなり影響しているという。そのため実際には枯渇するまでの試算はわりと不確定要素が多いとか。最近さらに注目されているのが「オイルサンド」とよばれるもの。これは、重質油を含む砂のことで、世界全体の埋蔵量は約2兆バレルと推定されているそうです。

そのうち44%がカナダ、50%がベネズエラに集中する。カナダ・アルバータ州にはサウジアラビア原油埋蔵量に迫る量のオイルサンドが存在するとみられてる。このオイルサンドは1バレルの原油生産には1―2トンのオイルサンドが必要。いままであまり注目されてこなかったのは、そのコスト。しかし最近になって石油の価格上昇も考えると今後の需要は大いに見込めるという。

こういったオイルサンドなどを試算に加えると枯渇までは280年とも言われているから実際には結構先の話なのかもしれないなあなんてちょっと思ってしまいました。どちらにせよ、何時はなくなるもの。石油をめぐる問題もまだまだ多いことを考えると、はやり代替エネルギーをきちんと確保していかなくてはならないのは確かなようですね。

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