名古屋コーチン2割が偽物 2007年10月2日

食品の偽装…。何時からこの国はこんな悲しいことが平然と行われるようになったんでしょうか?食はその国の文化を象徴する存在の一つでもあります。それに携わる人々が儲けを確保するためとはいえ屋っていい事と悪いことがあると常々から思っています。

飽食の時代に突入したことで、人々が求めている食の形が以前とは違ってきているという側面も確かにありますが、それにしてもと思ってしまいます。消費者が信頼するものはその表示。もちろん味で分かるものもあるかもしれませんが、すべてのものがそうとは言い切れないでしょうし、何もかもを疑って食品を買わなくてはいけないとなるとなんだか悲しいですよね。

そんな食にまつわるニュースがまた毎日新聞に掲載されていました。記事よるとあの名古屋コーチンで2割が偽物だというのです。名古屋コーチンといえば比内地鶏薩摩地鶏とならんで3大ブランド。今回、畜産草地研究所(つくば市)の市場調査によって判明。同研究所は、バイオ・リジェネレーションズというベンチャー企業名古屋コーチンの真偽を簡単に識別できるDNA検査法を開発しました。

これを用いて、名古屋コーチン普及協会が認定した「純系名古屋コーチン」というシールが張られていたり。原材料に名古屋コーチンと記された生肉・加工品の中から90点を分析したそうです。このうち生肉50点の6点、加工品40の13点が名古屋コーチン以外の鶏肉が検出されたといいます。混入された鶏肉の種類は不明だということ。

今回の問題は、どの段階で別の鶏肉が混入しているのかと言うこと。以前TVでもこの問題を取り上げられているのを見たことがありますが、何時誰が生産したかが分かるように、出荷日を各生産者ごとに分けているといいます。本来ならば、その履歴をたどっていけば大丈夫なはずなのですが…。誰かが偽って出荷しているのか、それとも流通段階で何者かが違う鶏肉を混ぜているのか。それとも小売店などがヤミで偽物を仕入れているのか…。こうなると徹底したトレーサビリティを導入しないと防げそうにもありません。

どちらにしても、問題は誰かがモラルをおかして不正を働き平気な顔をしているということ。今回の問題に限ったことではありませんが、国全体にモラルがなくなっていることで何かが狂ってしまってきているのを感じてしまいます。

法や警察などの圧力をかけていかないとこの種の問題がなくなっていかな事自体が個人的にはゆゆしき自体かなと思います。


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