勉強の目的って… 2007年9月26日

何のために勉強するの?良くこんな質問をする生徒さんがいます。まあそのときに応じていろいろと堪えるわけですが、どの教科もつまらないという生徒さんも結構いるというのにはちょっと驚きです。何処かしらこれは興味があるとか面白そうと言うものがあってもよさそうなものなのですが。

毎日新聞の記事に興味深い調査結果のニュースが載っていました。ベネッセコーポレーション行ったが苦衷調査がそれで、「勉強が役に立つ」と考えている東京の小学生の割合は東京・ソウル・北京・ヘルシンキ・ロンドン・ワシントンDCの中で最低だったそうです。大学進学も18%程度で低学歴志向がつよいという。

また、学校以外での勉強も3時間半以上が14%もいるのに対してほとんどしない〜1時間半が半数になっているなど二極化が進んでいるという。勉強に関しては私も人の事は言えないのですが、小学校のときに机に向かった記憶が全くないです。ほとんど毎日遊びっぱなし。それでも外で遊ぶことが多かったかなと今振り返ると思います。

この調査はいろいろとあるのですが面白いのが各国の考え方。欧米などでは、授業の中で勉強の目的それから何に役立つかなどをしっかりと説明している。対して中国・韓国では勉強して良い大学に行けば豊かな生活が送れるという意識が広がっているようです。まあかつては日本も中国や韓国と同じ感じだったのでしょうが今となっては何の意味もないです。

また東京に見られる傾向として挙げられるのが学習時間が小中高と上がっていくと学校以外で勉強しなくなっていくという。それに比べて欧米では年齢が上がるにつれてどんどんと長くなっていくという。ちなみに中国・韓国では常に長いとか。それにテレビを見ている時間が一番長いのも東京だという。

私個人としては小さいうちからガリガリと机に向かっていればいいとは決して思いません。外で遊ぶことも必要だし、手先を使って遊ぶことも大事だし友達と一緒に過ごすことも大事。つまりは興味をもっていろんな事をやっていくことが大事なのではと思うのです。

私も子供のころには何で勉強するのかは分かりませんでしたし、学生の頃も好きではない教科に対してしかたなくやっていた面もあります。振り返ると、それでも年々勉強するようになったし、大学・大学院のころのほうがやっぱり勉強をよくしていた気がします。とどのつまり、なんでやっていたかというと面白かったからと言うことなんでしょうね。

小さい子が「あれ何?」「これ何?」ということそれが根本的にはいまもあまり変わっていないということ。知りたい欲求や疑問を解決する手段としてあるのが結局のところ自ら勉強することなんだろうなあと思うのです。勉強が何かの役に立つとか立たないという議論そのものが不毛のように思うんです。生きていく上で人は何かしらを学んでいくことになると思います。

学生時代に勉強したことが役に立つというより、どのようにして勉強したのか、どうすればいいのかなどを学ぶ言わば訓練の場なのではないかなと思います。もちろん生きていく上で最低限知っておくべきことも学ぶ必要はもちろんありますが。勉強する目的。人それぞれ違って然るべきだと思いますが、大人も含めて皆がきちんと【考える】ということがまず第一なのではないのかなと思います。

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